
今年(2004年)7月、紀伊山地(和歌山県、奈良県、三重県)の「吉野・大峯」(よしの・おおみね)、「熊野三山」、「高野山」、「参詣道」が、「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産に登録されました。世界遺産については、2004年4月号で「原爆ドーム」と「厳島神社」を紹介していますが、旅好きのかわら版編集部では、新しく登録された世界遺産についても取材するため、「熊野三山」と「参詣道(熊野古道)」を訪ねることにしました。
7月の暑いある日、ある場所で行われていた編集会議で、
ショウさんが「くまのこへ行きたいなぁ」とポツリ。
「くまのこ?えっ、何?」
どうやら、熊さん好きのショウさんが、熊野古道のことを「くまのこ」と名づけて呼んでいるらしい。
「5月の市民塾サミットに来ていた市民団体の人たちにも会いたいな。」というのはサユリさん。
タイミングよく、紀伊山地が世界遺産に登録されたと発表されたばかりで、テレビでも特別番組が放送されている。そんな番組ばかり見ていると、不思議と行って見たくなるもので、特にこの猛暑では、あの涼しそうな熊野古道の風景も自然と脳裏に浮かぶ。(後に、大きな誤解であったことを知る。)
「それ、いいね!」
と言う二つ返事で、アッと言う間に「くまのこ旅行」行きが決定した、かわら版編集部でした。
ある日、サユリさんから指令が・・・
「くまのこ旅行の計画を立てなさい!そうしないと、かわら版の記事書かないから。」
そう言われても、編集長じゃないし、「かわら版」を盾に取られても・・・。
とにかく、計画立てればいいんでしょ。と計画を立て始める。
まずは、インターネットを使って情報集めから。
「熊野古道」で検索をして、少し調べてみたところで頭を抱えてしまった。
えー、熊野まで8時間もかかるの?熊野古道って何百キロもあるの?この急坂は、登山道?見所は?こんなに沢山!など数々の疑問・問題が発生。どうやら、この世界遺産の規模を見誤っていたようだ。あげくの果ては、メンバーの休みの日程が合わない!
本当に熊野へ行けるのだろうか?
そこへ、救いの手が。「和歌山の「つれもてネット」の人に聞いてみるといいよ。」と柵 事務局長。
「そうか。こういうことは地元の人に聞くのが一番。」早速、メールで問い合わせをする。
翌日、「つれもてネット南紀熊野」の千品さんから返信が届いた。過去のコース例や宿の情報が丁寧に書かれていた。とても参考になる。やはり、2泊3日でもこのコースでは、時間的に無理があるようだ。「でも、ここをこう変更すれば、何とかなるかも。」などと、コースを練ること数日。なんとかまとまってきた。
メンバー4名(編集長、サユリさん、ショウさん、ナオキ)の都合を調整した結果、日程が9月18日から20日の3連休になった。ならば、宿の予約を・・・と宿の調査を始めたが、さすがに3連休。千品さんから紹介してもらった宿を含め、満室の回答が続く。結局、宿泊地を変えて宿の予約はできたが、また、コース変更。更に、旅先での時間不足から、更に前日の夜行高速バスで大阪へ向かうことになった。(こんな日程で体がもつのかな?)
バス、JRの切符の時刻、乗り継ぎ、予約は、インターネットを活用して行った。昔のように時刻表を探しまくったり、「みどりの窓口」で後に並ぶお客を気にしながら、係員と長々とやり取りする必要はない。始発駅など必要な情報を入力してクリックすれば、予約ができる。便利になったものだ。
こうして壮大な「くまのこ旅行」計画は完成した。 と、思ったのだが・・・・。
8月も終わりに近づいた頃、一通のメールが届いた。
「旅行の件ですが、残念ですが、キャンセル、ということでお願いします。 ショウ」
「えっ、キャンセル?」 宿も切符も4名で予約してあるのに。一人分余ってしまう。どうする?
こんなときは、最初に指令を出したサユリさんへ連絡だ!「ショウさんが行けなくなったんだけど、代わりにいける人いない?」普通なら、2泊3日の旅行でそんなに都合よく人が見つかる訳がないのだが、さすが、サユリさん。その日の夕方には、代わりの人を見つけてきた。(凄い!)とにかく、旅の準備は整った。後は、旅行当日になるのを待つだけである。
>>>>>> 10月号へ続く >>>>>
ところで、「くまのこ旅行」に新しく加わったのは誰でしょう?市民塾へ参加されている方なら知っている人なんですが、それは、次のページで。
(ナオキ)